マレーシアは日本人の移住先として2006年から連続1位の人気を誇る国です。 マレーシアは気候が温暖で治安が良いことに加え、日本や欧米に比べて物価が安いこと、 さらにマレーシア政府が、外国人の受け入れに積極的なことなどが移住先に考える人気の理由です。
ここでは、マレーシアの移住先都市で人気の高い首都クアラルンプールの特徴や日本人の移住者が多い地域について紹介します。
- クアラルンプールの特徴
クアラルンプールはマレーシアの首都です。 クアラルンプールの人口は約160万人で、2020年には首都圏の人口は1000万人に達すると予想されている 新旧が交差し活気にあふれた東南アジアを代表する近代都市です。
現在マレーシア政府はグレーターKLというクアラルンプールを国際都市に変貌させる計画を展開中で、 2012年よりMRT(大規模電車網)をスタートさせています。
- クアラルンプール人気の日本人居住地域
■Mont Kiara(モントキアラ)
モントキアラはクアラルンプール中心地から北西部に位置する新興住宅地です。
「Japanese Village」といわれるほどの日本人密集地域です。 そのため、日本料理屋や日本食を扱うスーパー、その他日系のお店が多いのが特徴です。
また、クアラルンプールを代表するインターナショナルスクールである 「モントキアラ・インターナショナルスクール」や 「ガーデン・インターナショナルスクール」があるため、西洋人の住民も多いのも特徴です。
また「1Mont Kiara」と言うショッピングモールが徒歩圏内にあり、モントキアラはショッピングにも便利な街です。
■Bangsar(バンサー)
バンサーは昔から西洋人が多く入植した場所で、 クアラルンプールで初めて宅地開発された場所でも知られています。
そのため、バンサーは日本人の大手企業関係者や欧米人の多く、 クアラルンプールでも1,2を争う高級住宅街です。
特に西洋人に人気の地域で、隣の「ダマンサラハイツ」は一戸建てが中心の住宅地ですが、 バンサーは、一戸建てとコンドミニアムどちらも存在する地域です。
バンサーはクアラルンプールの中でも特に西洋系カルチャーが深く浸透したエリアです。 その性か多国籍なレストラン、カフェが楽しめます。 また、ナイトライフも充実し、お酒にカフェにと重宝するのがバンサーエリアです。
また、LRT(私鉄)のバンサー駅があるが、バンサーの主要な住宅街からは離れていますが、。 MRT1号線計画ではPBダマンサラ駅が住宅地の近隣に新設される予定なので、便利になる地域と言えます。
■Taman Desa(タマンデサ)
タマンデサはクアラルンプール市内中心部から車での所要時間の約10分の場所で、 Bangi, Nilai, Seremban方面に職場がある日本人駐在員が多く住む地域です。
タマンデサ地区には、中・上流階級の大規模マンションが多く建設されており、 セキュリティも高いので安心な地域と言えます。
また、タマンデサはクアラルンプール日本人会に近くMM2Hを取得されたロングステイヤーが多い地域です。 モントキアラとは違ってローカル色が濃く緑も非常に多いのがタマンデサ地区の特徴です。
大きなショッピングセンターが連なるミッドバレーへは車で10分程で行け、 空港へのアクセス等に便利なKLセントラルに行けるという立地的に恵まれ生活に便利な地域です。
■Saujana(サウジャナ)
サウジャナはクアラルンプール郊外にあるシャアラムのビジネス向けリゾート地域です。
近隣にはサウジャナゴルフ アンド カントリー クラブ、グレンマリー ゴルフ アンド カントリー クラブ、 Kelana Jaya Lake Parkがあり、ゴルフをするのにサウジャナは絶好の地域だと言えます。
また、サウジャナには日本人学校もあり、日本人に親しみのある地域でもあります。
さらに2014年にはLRT(軽量鉄道)のクラナジャヤ線の新駅が開設され、公共交通のアクセスは格段に向上が望める地域です。