海外移住の中でも、人気が高いのがマレーシアです。
海外生活で気になるのは地域特有の病気ではないでしょうか。 ここでは、熱帯性気候に属するマレーシアならではのかかりやすい病気について紹介します。
■テング熱 マレーシアでかかりやすい病気
デンギー・フィーバーと呼ばれ、蚊が媒介するテングウイルスによって感染します。 マレーシア都市部に発生しやすい病気で、1から2週間の潜伏期間をおいて、40度近い高熱や発疹が現れます。
テング熱の予防策としては、「蚊」に刺されないようにすることがただひとつ予防対策です。 自室を蚊取り線香、網戸、防虫対策を完璧にしても外出時に感染したら発症してしまいます。 外出時も靴下、長ズボンでスニーカーを履いて、蚊から刺されないようにしましょう。
■A型肝炎 マレーシアでかかりやすい病気
A型肝炎ウィルスが汚染された飲食物を介して経口的に感染します。 2週間から2か月の潜伏期間をおいて、発熱、黄疸、倦怠感がでます。
A型肝炎の予防策としては、あらかじめ医療機関でA型肝炎ワクチンの接種を行うことで、A型肝炎を予防することができます。
■細菌性食中毒 マレーシアでかかりやすい病気
細菌が混入された食事によって起きる食中毒です。 激しい腹痛、下痢、嘔吐を伴いますが、医師の診察を受けて静養すれば、比較的早く回復します。
細菌性食中毒の予防策としては、手指や器具類の洗浄・消毒や、食品を区分け保管したり、調理器具を用途に使い分けや、 食品を扱うときには室温に長時間放置せず、冷蔵庫に保管すること。 調理器具は洗浄した後、熱湯や塩素剤などで消毒することが細菌性食中毒を予防するのには大切です。
マレーシアでは、この地域特有の病気が存在し、注意して回避できるものであれば、伝染性のものもあります。 風邪に似た症状でも放置すると重症に至るケースもあり、自己診断せず、速やかに医師に診てもらうことをお勧めします。